ハイブリッド車の開発が急ピッチ,燃料電池車はどこへ - 日経エレクトロニクス - Tech-On! http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060112/112274/?P=1

この定量的な解析は面白い。よく割り箸問題など「エコ」を語る時に見逃されがちな視点だ。


・4kgの水素で400km超の航続距離。
・年間1万kmを走るとして1台あたり年に100kg(=1000Nm3)の水素
・世界の自動車8億台が2030年には20億台と仮定、25%の5億台が燃料電池車になたと仮定。1000Nm3×5億台=5000億Nm3
・現在全世界で生産されている水素が,約5000億Nm3。つまり倍になる。
化石燃料由来の水素を使うのでは,燃料電池車の意味がなくなる。
・水を電気分解して水素を1g作るのに118.5kJのエネルギー、5億台の車が1年に消費する水素で18万7880MWh。=原発188基分(現在430基)
・そもそもガソリン車はこのペースでも増えているから「燃料電池車でエコ」するためにはこの数値以上に作らなければならない。


でも2004年の全世界の自動車生産台数が6500万台というのにホントに2030年に20億台にもなるんだろうか?ちょっと怪しい予測だと。