The Goal 2 (It's not luck)

最近はこれを読んでいる。大抵のコンサル本で言っていることの基本は「とにかく考え抜くこと」である。ただし闇雲に考えるのではなく、なにをどう考え抜けばいいのか考えたうえで考えろということである。この本もいろんなツリーとか持ち出してはいるが要は同じことで、考える方法の(ゴールドラット流)フレームワークを示している。訳者あとがきに『トヨタ生産方式の「なぜを5回繰り返す」と類似しているが因果関係が直線的でなく複合した因果関係を表示できるためコアの問題を見つけやすい』とある。ただし複合しているということは論理関係にミスがあるとめちゃくちゃになるということだ。いろんな手法には一長一短がある。そのことを良くわきまえて使わなければならないだろう。

お、@ITに関連したことが書いてある。 http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cinvest/serial/expert/01.html 『信頼できる医師とそうではない医師との差は、「病気の原因を特定し、根本的な治療を行うこと」と「対症療法的な治療を行うこと」の差といえます。』と書いてある。信頼できる医者になるためには、「なぜを5回繰り返す」や「複合する問題の因果関係を明らかにする」事で「根本的な治療」=「コアの問題」を引き出すことができるというわけだろう。